たいよう組食育『5つのあじ』
7月26日(水)
たいよう組であじ(味)の食育を行いました。
「あじって何?どこで感じるか知っているかな?」
と問いかけると、
子どもたちは
「ベロだよ」と教えてくれました。
さらに
「舌の上のつぶつぶしたところで味はわかるんだよ」
「あまい・しょっぱい・にがい・すっぱい・うまみがあるよ」
と答えた子もいました。
(事前に担任の先生が読んでくれた
『あじ』の絵本の内容をよく理解していました!)
ワークシートと各食材を使って
5つの味チェックをみんなで行いました。
食材を食べてどんな味がしたか
ワークシートに丸をしていきます。
【塩】
見た目は白いつぶつぶ。
「あれ?これって砂糖?塩?」
見た目ではわからないことに気付きました。
ペロッと舐めるとすぐに
「しょっぱーい!これは塩だー!」
と言っていました。
【レモン】
ちょっとかじってみると、
「すっぱ!!!」
酸っぱくて思わず口をすぼめていました。
塩を食べた後だったからか、
「え?僕甘いんだけど…」そんな子もいました。
【ゴーヤ】
食べるのにみんな苦戦…。
(下茹でのみの味付けなしのもの)
味付けなしのゴーヤは
「にが~い…」
少し涙目になりつつ、
ひとかけ頑張って食べてくれました。
【だし汁】
先月の食育でだしの
うまみについて食育していたので
「うまみ」とすぐわかる子もいれば、
「甘みを感じる!」と答えた子もいました。
【砂糖】
「あまーい!!」
やっぱり子どもは甘い味が好みのようで
ニッコリ笑顔でした。
5種の食材を食べ終えて、
「砂糖は甘い!塩はしょっぱい!
レモンはすっぱい!ゴーヤはにがい!
だし汁はうまみ!」
と覚えました。
ここから応用問題を3種類用意しました。
【グレープフルーツ】は「甘酸っぱい」、
【甘醤油のせんべい】は「甘じょっぱい」味がしました。
そして、だし汁と醤油で味付けし、
かつお節をふんわりのせた
【お浸しゴーヤ】を出しました。
(ポイント:塩もみをしっかり行い、ボイルすると苦みが軽減します)
味なしのゴーヤと比べて
「あれ?こっちは美味しい!」と
意外にも食べてくれた子が何人かいました。
うまみはにがみをやわらげる効果があります。
にがいだけではなく
しょっぱい・うまみも感じることができていました。
今回の食育でにがいゴーヤを
一生懸命食べてくれた子どもたち。
しかし、やっぱりゴーヤはにがいです。
「先生も子どもの頃はすごくにがいと感じていたけれど、
大人になったらいつの間にか
美味しいって思えるようになったんだ。」
子どもは大人よりも
にがみを強く感じやすいと言われています。
しかし、不思議なことに味の感じ方は
大人になるにつれてどんどん変わっていきます。
今日はにがいと感じたものも、
いつの間にかおいしいと思える日がきっと来ます。
いろんな味を覚えてほしいので、
苦手なものもまずは一口!
チャレンジすることを
給食やおやつの時など日頃から勧めています。
味を知ることで子どもの食生活が
より豊かになることを願っています。