《9月》在宅子育て応援便り~保育園からのヒント集~
まだまだ暑い日が続いています。暑さに負けないエネルギッシュな子どもたちですが、そろそろ夏の疲れが出始める頃です。
生活リズムを崩さないようにして、睡眠を十分にとり、ゆっくりと休息をとって体調管理に気を配りましょう。
また、9月1日は防災の日、9月9日は救急の日です。災害時の対策やいざというときの救急処置について、日頃から備えておけるといいですね。
≫子どものけがの応急処置
【きり傷・すり傷】
水道水で傷口の汚れを洗い流し、清潔なガーゼで
圧迫止血します。絆創膏や包帯などで固定しましょう。
△こんなときは病院へ!
傷が大きい・深い、傷口に異物がある、腫れて痛みが強い。
【打撲】
頭の出血は傷口をガーゼで圧迫して安静に。
手足の打撲は氷嚢やタオルを巻いた保冷剤で冷やします。
△こんなときは直ちに救急車を呼ぶ!
頭:意識がおかしい、けいれんした、目や耳の周りにあざが
ある。
胸・お腹:強く痛がり顔色が悪い、苦しそう、呼吸が速い。
手足:変形し、その場所より先の血色が悪く、触られた感触
がない。
【やけど】
すぐに流水で20分間ほど冷やす。
服の上から熱湯を浴びた場合は、着衣のまま流水で冷やす。
△こんなときは病院へ!
面積が広い、顔や頭・指の関節などをやけどした。
※医療機関が遠い場合は救急車を要請しましょう。
≫救急箱の中身、チェックしてますか?
救急箱の中身に決まりはありません。
普段使うものを清潔な入れ物に入れておけばOKです。
ただし、滅菌のガーゼや薬は使用期限があります。
テープ類は古くなると粘着力が弱くなります。
1年に1回は中身をチェックしましょう。
☐絆創膏
けがをした部位に合わせて選べるよう、
形やサイズをいくつか用意しておくと便利です。
☐ガーゼと医療用テープ
傷口を保護したり、薬を塗った上にかぶせたりして
使います。個包装の滅菌タイプが使いやすいでしょう。
☐はさみ
救急箱用にしておくと、衛生的で安心です。
☐毛抜きやピンセット
皮膚に刺さったとげを抜くために使います。
☐体温計
☐常備薬
虫よけ、かゆみ止め、化膿止めなど
≫まだまだ熱中症に注意です
残暑厳しい日が続いています。晴れていて気温・湿度が高いときはもちろん、
曇りや雨の日、雨上がりの翌日などの蒸し暑い日は特に熱中症に注意が必要です。
喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をする、汗をかいたらタオルで拭く、涼しい場所で適宜休憩をとるなどして熱中症を予防しましょう。
熱中症が疑われる場合は、日陰やクーラーの効いた涼しい場所に移動し、衣類を緩めて楽にさせましょう。
首、脇の下、足の付け根に冷やしたタオルや冷却シートなどをあてて、体を冷やすことも大切です。水分補給は少量ずつ、様子を見ながら与えましょう。
※唇が渇いている、尿量が少ない、顔色が悪く呼びかけに応じない、体温が40℃を超えている、けいれんを起こしている場合はすぐに救急要請しましょう。
≫子どもの靴選びのポイント
子どもは足の指で地面をつかむようにして歩くため、靴底が曲がりやすく、つま先に指を動かすゆとりのあるものを選びましょう。
また、しっかりフィットするように、ワンタッチテープで甲の高さが調整できるものが良いです。
子どもの足はすぐに大きくなります。サイズが合っていないと、けがの原因に。園でも戸外活動時や登園・降園時の靴の着脱の際にサイズが合っているか確認しています。ご自宅でもこまめに大きさのチェックをお願いします。

