《11月》在宅子育て応援便り~保育園からのヒント集~
朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。
1日のうちの寒暖差が激しいと、風邪を引きやすくなります。
これからやってくる本格的な冬に向けて、基本的な感染症対策の手洗い・うがいをこまめにし、早寝早起きを心がけながら、風邪に負けない丈夫な身体をつくっていきましょう。
≫11月12日は「いい皮膚の日」
子どもの皮膚は大人に比べて薄く未熟なため、水分を溜めておく力がまだ足りません。そのため少しの刺激や季節の変わり目などにも感で、乾燥肌にもなりやすいです。これからの季節は、より乾燥対策が必要です。
秋冬のスキンケアのポイント
・皮膚を清潔に保ちましょう。
・低刺激の洗浄料をよく泡立てて、優しく素手で洗ってあげましょう。
・お風呂上がりには必ず保湿クリームを塗りましょう。
目安は、ティッシュが肌につく程度にたっぷり多めです。入浴後タオルで水分を拭き取り、皮膚が少し湿っている状態で塗ると、水分も保持でき効果的です。
・体もお尻も口も、拭くときはこすらないようにタオルを押し当ててそっと拭き、刺激を最小限にしましょう。直接肌に触れるものは綿素材がおすすめです。
・爪はこまめに切って、角がないようにやすりで整えましょう。

≫肌着を着ましょう
素肌にトレーナーやセーターを1枚着ていませんか?
これでは保温の効果は期待できません。
肌着を活用しましょう。
肌着の3つの働き
①吸湿性:汗を吸い取って、体が冷えるのを防ぎます。
②通気性:皮膚と肌着の空気の状態を一定に保ち、皮膚の体温調節ができます。
③保温性:肌着と上着の間に暖かい空気の層を作り、4℃暖かくなると言われています。
衣服の上手な着せ方
①肌着はきちんと着る。
②素材の違う衣服と衣服を重ね着する。
③頬がほてったり、背中が汗ばんでいるときは、1枚脱がせる。
④汗で濡れた服は保温性が低下するので、着せ替える。

≫風邪を引いたら熱が出るのはなぜ?
風邪のウイルスが体の中に入ってくると、脳が体温を上げる指令を出し、熱が出ます。ウイルスが悪さをしているというより、体の防護反応として発熱しているのです。

病原菌と戦う「免疫細胞」は温度が高い方が働きがよいので、発熱した方がウイルスとの戦いが有利になるとも言われています。発熱したらしっかり休んで、ウイルスと戦ってくれている身体を応援しましょう。
一方で、熱が高すぎると体力を奪われ、身体が負けてしまうかもしれません。病院を受診し、必要に応じて解熱剤を使うことも大切です。

