Luce Nursery ルーチェ保育園
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西新宿園
2025.12.05

《12月》在宅子育て応援便り~保育園からのヒント集~

今年も残すところ、あとひと月となりました。気温がぐっと低くなり、冬到来という感じですね。
そんな中でも子どもたちは元気に外遊びを楽しんでいます。しっかり食べて、しっかり動いて、丈夫な身体をつくり、風邪に負けない抵抗力をつけていきたいですね。

≫冬の風邪の特徴
冬のウイルスは低温で乾燥した環境を好みます。
冬の感染症は呼吸器に症状が出やすいものが多いのが特徴です。
冬から春先には、ロタウイルスやノロウイルスによる感染性胃腸炎も流行します。

また、風邪をひくと、喉や気管支が刺激を受け、気管支が収縮して細くなります。
そのため空気が通りにくくなり、ゼイゼイとした痰のからまる咳を繰り返します。
体温調節がうまくできず、身体が冷えてしまったり、風邪をひいている人と接する機会が多かったりすると、これらの感染症にかかりやすくなります。

バランスの良い食事と、十分な睡眠・休息をとること、またこまめな手洗い・うがいを励行することが予防に効果的です。

≫インフルエンザ脳症って?
身体に入ってきたウイルスを攻撃する免疫が過剰に働くことで、脳に激しい炎症などが起き、腫れが生じる病気です。けいれんや意識障害、異常な言動が主な症状です。年間100~300人が脳症になると言われています。
そのうち、
約7割…治療で良くなる
約2割…麻痺や知的障害、高次機能障害などの障害が残る
6%…亡くなる

インフルエンザを診断されて、けいれんが5分以上続く場合、
けいれん後も意識が戻らない場合は、
迷わず救急車を呼びましょう。

大きな声で名前を呼んだり身体をゆすったりして、
ようやく目を開ける程度でも、救急受診してください。

≫気を付けたい冬の事故
△灯油の誤飲
×これはダメ!:無理やり吐かせる・水を飲ませる
吐かせると気管に入りやすく、少量でも肺炎を起こすかもしれません。
水を飲ませると吐き気を催す可能性があり、さらに危険です。すぐに医療機関を受診してください。

△湯たんぽで低温やけど
×これはダメ!:放っておく・冷却シートを貼る
熱さや痛みを感じにくいので、気づかないうちに皮膚の深部までやけどが進行してしまうことも。

赤みがあったり水ぶくれができているようなら、病院で診てもらいましょう。
暖を取るための道具が、思わぬ事故を招くかもしれません。手の届かないところに置く、柵をつけるなどの対策をしてあげてください。

≫良い年を迎えましょう
年末年始は帰省や大掃除など、あわただしいもの。健康に気を付けて、元気に新年を迎えましょう。

◎生活リズムに気を付けて
ゆっくりしたい時期なので、夜更かし・朝寝坊になりがち。睡眠不足にならないよう、生活リズムを守りましょう。
◎急病に備えよう
地域の休日診療・救急診療の担当を確認しておきましょう。帰省先・旅行先でも調べておくと安心です。また、マイナンバーカードや医療証も忘れずに持っていきましょう。